健康な歯を保つために「再治療防止」を目指しましょう

健康な歯を保つために「再治療防止」を目指しましょう

治療した歯が長持ちすることは、誰しもが願っていることと思いますが、ある調査では虫歯の治療で平均5〜8年程度で再治療になってしまう結果が出ています。しかし再治療を繰り返すたびに歯削られ、確実に消耗していきます。このような状態になる原因のひとつに、日々のプラーク(歯垢)の除去が十分でないことが挙げられます。
また、お口にトラブルを抱えて歯科医院にいらっしゃると、「あとは通院さえすれば自動的に治っていく」というようなイメージをお持ちの患者さんが多いのではないのでしょうか?

健康な歯を保つために「再治療防止」を目指しましょう

しかし、実際には歯は元通りにはなりません。私たち歯科では、ばい菌に汚染された歯を削り金属やプラスチック、セラミックなど人工物で修理しているだけなのです。最も大切なのは病気のもととなるプラークを取り除き、病気にならないようなお口の環境に変えること。ご自身のセルフケア、つまり毎日の適切なブラッシングをはじめとするケアが非常に重要なのです。
一つのむし歯を削り詰めて治す。言葉で書くとたったこれだけですが、削ったところにぴったりと合った詰め物をする。すなわち治療の質を上げるためには絶対にかかせません。

再治療を防ぐための精密歯科治療

例えばプラークが歯肉炎や歯周炎を引き起こしていると、出血によりむし歯治療の型取りを正確に行うことができません。正確な型が取れないと、削った箇所と合わない詰め物・被せ物ができあがってしまい、すぐに取れたり、細菌が入り込んだりして、病気再発の原因となってしまいます。ですから、再発を防ぐためには、まず毎日のセルフケアでしっかりプラークを除去し炎症を鎮めたうえで、治療に取り掛かる必要があるのです。

再治療を防ぐための精密歯科治療

そして、次に重要になるのが、治療の精度です。保険治療が適用される歯科治療は治療法や使用できる素材にも制限があり、十分な時間の確保も難しく、歯の健康維持に限界があります。歯の健康をより長期にわたって維持するためには、よりぴったりと精密の高い治療が必要なのです。そこで、見落としなく、必要最小限にとどめてむし歯を削り、より精度の高い治療として「自由診療」があります。同じ虫歯治療でも自由診療では処置できることが大きく変わります。

再治療を防ぐための精密歯科治療

例えば当院の自由診療では、マイクロスコープを使い、肉眼では確認できない細部にいたるまで確実で精密な治療を行います。素材にも、セラミックとはじめとした精巧で丈夫な素材を使うことができ、見た目の美しさだけでなく、噛み心地やメインテナンス性などが改善され、再治療のリスクを大きく下げることができます。自由診療を選択することで、より快適なお口を長期にわたって維持する可能性が広がります。

また、将来まで健康な歯を維持するには、治療後もセルフケアを継続する必要があります。当院では、ご家庭におけるセルフケアとして、適切なブラッシングのほか「POICウォーター(タンパク分解型除菌水)」という電解機能水をオススメしています。強力な殺菌作用を持ちますが、抗菌剤のような副作用がありません。適切なブラッシングと組み合わせると非常に効率的に口腔内環境を整えることができます。

病気の再発防止は、歯科医師だけでは完全にはできません。大切なのは、患者様も自分の身体の健康に高い意識を持つことです。ご家庭でのセルフケアは、治療完了後の歯の寿命にも大きく関わってきます。積極的にセルフケアを行って病気の原因の一つであるプラークをコントロールし、一緒に協力しながら、歯を大切に維持していきましょう。

※顕微鏡歯科(マイクロスコープ)を使った診療は原則自由診療です

POICウォーター(タンパク分解型除菌水)

Pick UP! POIC(ポイック)ウォーターとは

当院では、セルフケアに電解機能水である「POICウォーター」をオススメしています。「POIC」は、「Professional Oral Infection Control (専門的口腔感染症予防)」の略。その名の通り、口腔感染症の予防効果があるとされる機能水です。POICウォーターには、タンパク質汚れ(プラーク)を分解する作用があるほか、虫歯菌や歯周病菌、ノロウイルス、インフルエンザウイルスなど、さまざまな細菌やウイルスに対する殺菌作用も認められています。

成分は、不純物を極限まで取り除いた「超純水」と純度99.9%の塩のみ。それを電気分解してつくられた水なので、間違って飲んでしまっても問題ありません。殺菌力と安全性、どちらをとっても、市販の洗口液よりも機能的な水と言えます。

POICウォーターは、とくに手やお口周りの筋肉が衰えてきている高齢者の方のケアに非常に有効です。お口の汚れの除去が十分でなかった場合、細菌の混じった唾液が気管支や肺に入り肺炎のリスクも高まります。POICウォーターによる口腔ケアで、こうしたリスクを未然に防ぐことができるのです。

口腔ケアの基本はブラッシングやフロッシング、歯間ブラシを使ったケアですが、さらにPOICウォーターを併用することで、より清潔にお口を維持することができす。毎日のケアに使ってみたいという方はお気軽にお問い合わせください。

再治療を防止するための顕微鏡治療について詳しく知りたい方はこちら

  • Page Top