レーザー治療
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歯科医院で行うレーザー治療とは?
皆さんは歯科医院で受けるレーザー治療と聞くと、どんなイメージを持たれるでしょうか?
「熱そう」
「痛そう」
「やけどしないの?」
など、レーザー治療 = 痛みを伴った治療というイメージを持たれている方も多い印象を持ちます。
しかし実際には、痛みや不快感を軽減しながら効果的に治療を行える最新の治療方法です。治療の際には、麻酔を使用しながら治療するため、痛みを感じることもほとんどありません。
また、従来の治療器具とは異なり、レーザーは振動や音がほとんどなく、患者様にとってストレスの少ない治療が可能です。
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当院で行うレーザー治療のメリット
当院では、日本顕微鏡学会の認定医が、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用して、治療部位を20倍以上に拡大してレーザー治療を行います。そのため、レーザー治療を行うメリットが格段に上がります。
- 視認性の向上
マイクロスコープを使用することによって、健康な組織を傷つけず、最小限の範囲で治療が可能です。 - 精密な治療
最新のデジタルスキャナーを使用し、口腔内をスキャンして正確なデータを取得します。 - 治療効果の向上
裸眼では見ることができない細部へのアプローチが可能になるため、根管治療や歯周病治療においても高精度な処置ができ、治療の成功率が上がります。 - 患者様への負担軽減
そ最小限の範囲で治療が可能になるため、再治療のリスクが低減され、痛みもほぼ抑えられます。
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主にどんな治療で使われるの?
レーザー治療は、次のような歯科治療に幅広く使用されています。
むし歯治療
健康な歯を守りながら、精密にむし歯部分を除去できます。
歯周病治療
歯周ポケットにレーザーを照射し、歯周病菌を除去して歯茎の再生を促進します。
根管治療
根管内の殺菌効果を高め、治療の成功率を向上させます。
知覚過敏の緩和
知覚過敏の緩和や、痛みの少ない処置が可能です。
その他
歯茎の黒ずみ改善や口内炎の治療にも効果的です。
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当院で使用しているレーザー機器
当院では、主に2種類のレーザー機器を、治療なようによって使い分けています。
WaterLase (Er,Cr-YSGG レーザー)
WaterLase(ウォーターレーズ)は、日本ではまだあまり普及していませんが、世界中で広く使われている歯科用レーザーです。
硬組織(歯や骨)と軟組織(歯肉など)の両方に対応できる数少ないレーザーのひとつで、霧状の水とレーザー光を組み合わせて治療を行うため、歯や骨に含まれる水分を蒸散させつつ、患部を殺菌しながら削ることができます。
また、水で冷却しながら治療を進めるため、熱によるダメージが非常に少なく、従来のタービンやエンジンなどの回転式切削器具に比べ、歯への負担が軽減されるとされています。
当院では、歯髄に接近した虫歯を殺菌しながら安全に除去したり、傷んだ歯髄を部分的に蒸散するなど回転切削器具より繊細で難しい場面で活用しています。根管治療では、超音波チップでは届きにくい部分までレーザーのキャビテーション効果が届くため、根管内部の洗浄効果が格段に向上します。
また、歯周病治療においては、歯周ポケットの奥深くまで殺菌・消毒しながら患部を処置できるため、治療の効果をより実感していただけます。
ウォーターレーズは、患者様への負担を軽減しつつ、より繊細で安全な治療を可能にする画期的な技術です。
半導体レーザー(ダイオードレーザー)
半導体レーザーは、レーザーの種類としてもっとも普及しているレーザー機器です。止血作用があり歯肉に接する虫歯の治療や、型どり前の軽い歯肉整形に多く用います。
軽度の麻酔作用と組織活性作用があり疼痛緩和作用も期待できます。型取りの際にごく僅かに歯肉のかたちを整えたいときなどに、出番の多いレーザーです。
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最後に(お気軽にご相談ください)
レーザー治療は、従来の治療に比べて痛みが少なく、治癒が早いなど、患者様にとって多くのメリットがあります。また、当院ではマイクロスコープを併用して治療を行うため、精密で痛みを最小限に抑えた治療が可能です。
レーザー治療にご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。当院では患者様一人ひとりの症状に合わせた最適な治療法を提供いたします。