親知らずの抜歯

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「奥歯がむずむずする」や「ズキズキして痛い」といった症状がある場合、親知らずが原因かもしれません。親知らずは、前歯から数えて8番目の歯で、通常、永久歯が生えそろった後、早ければ10代後半からお口の一番奥に生えてきます。

しかし、現代人の顎は小さい傾向にあり、親知らずがまっすぐ生えるスペースが足りないことがほとんど。そのため、横向きや斜めに生えたり、部分的に歯ぐきに埋まったままになったりと、歯列を乱す原因にもなります。また、周囲の歯を圧迫して痛みが生じることもありますので、親知らずが生えてきたら、放って置くことはせず、きちんと歯医者に診てもらいましょう。親知らずで気になることがあれば、ぜひお気軽に当院へご相談ください。

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親知らずは、将来、別の歯を失った際に移植するなどの活用ができる貴重な歯です。そのため、できれば抜歯せず残しておきたいもの。しかし多くの場合、親知らずが何らかのトラブルを引き起こすことがあるため、抜歯が必要になるケースも少なくありません。抜歯するかどうかは、医師の診断の上、判断しましょう。

親知らずを抜歯するケース

  • 横向きや斜めに生えていて、周囲の歯へ負担をかけている
  • 歯ぐきの中に埋まったままで、神経などを圧迫している
  • 親知らずや周囲の歯のお手入れが十分にできず、むし歯になっている

親知らずを抜歯しないケース

  • まっすぐ生えてきていて歯列にも悪影響がない
  • 親知らずや周辺の歯もきちんとみがけており、むし歯の心配がない

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親知らずを抜歯される方はたくさんいます。抜いた直後は多少痛みがありますが、きちんとケアできれば何の問題もありません。抜歯後は次の点に気をつけて、回復を待ちましょう。

  • 抜歯時の麻酔が切れるまで感覚が鈍くなっています。唇やお口の内側を噛まないように気をつけましょう。
  • 抜歯した当日は、長時間の入浴やサウナ、激しい運動や飲酒は控えましょう。血行がよくなりすぎて、出血が止まらなくなる場合があります。
  • 多少の痛みがありますが冷やし過ぎはいけません。処方された痛み止めや抗生物質を適切に服用して安静にしましょう。
  • 抜歯後の穴にできる血の塊が組織の再生を促します。血の塊をうがいなどで流してしまわないよう注意しましょう。
  • 抜歯後の穴は気になるものですが、指や舌などで触らず、清潔な状態を保ちましょう。

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親知らずは「絶対に抜かなければいけない」というものではありません。親知らずの生え方によっては、残しておくことをおすすめしています。しかし「痛みがないから」「我慢できる程度の痛みだから」と放置していると、突然、激しい痛みや腫れが出る可能性もあります。それで慌ててご来院される患者様も少なくないのです。

親知らずを抜こうか悩んでいる方や、奥歯に少しでも違和感がある方は、ぜひ一度ご相談ください。適切な診査・診断を行い、抜歯が必要かどうか提案をさせていただきます。